日英翻訳コンテスト

日本経済新聞 2013年5月8日
見出し

法科大学院、93%で定員割れ 入学者10人未満が23校

本文 今春、学生を募集した法科大学院69校のうち、93%に当たる64校で入学者が定員を下回ったことが8日分かった。文部科学省が同日、法科大学院の在り方を検討している中教審法科大学院特別委員会に報告した。昨年度の86%からさらに悪化し、司法試験合格率が低迷する法科大学院の学生離れが一段と鮮明になった形だ。

文科省がまとめた資料によると、今春の法科大学院の募集定員は69校で計4261人。入学者は定員の63%に当たる計2698人にとどまり、2004年のスタート以降で最低を更新した。昨年の3150人(73校)から452人減った。

総評

出題者から皆様へ

司法試験制度が変わり、なおかつ学生が減少している現代にとってこのシステムが本当に適しているのか考えさせられるようなニュースが課題となっていました。

全体として今回の翻訳では、日本語から英語に書き換える際の割合や確率等の表現を使いこなすというのが課題だったかと思いますが、皆さん工夫されて訳されていましたが、使いこなしていると感じられる訳は残念ながら少なかったように感じました。

いきなり表現の幅を増やすのは難しいかと思いますので、英語版の日本の新聞記事や、英字新聞等を読み、いいなと思った表現は迷わず真似しましょう。徹底的に真似して自分の表現として取り込めば、次第に応用ができるようになります。

まずは様々な表現に触れて、日本語とは異なる文章の組み立て方や訳し方、約し方を研究してみてください。ネイティブの書く文章にこそ答えやヒントが散りばめられていますので自然な表現を身につけるにはぴったりの学習素材となります。

数字が絡むと表現が難しくなりますから、是非、皆さん様々な表現に触れてもらいたいと思います。

頑張ってくださいね。

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