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今回の課題のテーマは、「若者の自殺問題」を取り上げました。この「自殺」という問題は、何も若者だけの問題ではなく、日本では数字上50代が一番多いようです。
私が長い都会生活をしていた7年前までにも、朝のラッシュ時に「〇〇線 人身事故のため停車中」などが頻繁に起こっていましたし、また生まれ故郷の田舎でも別の理由、例えば「生きる希望が無くなった」、「夫婦間のいざこざ」、「人間関係の軋轢と病気」、そして身寄りのない高齢者の「一人住まい」など。最後は明白な自殺の動機とはなりませんが、見方によっては「姥捨て山での自殺」に似ているとも言えます。
自殺の最大の原因は、経済上もあるでしょうが、やはり人間社会の中での何らかの「人間関係のもつれ」にあると思います。すでに何度か取り上げましたが、日本社会の歴史を振り返ってみて思うことは、この社会は「人間とは何か?」ということについて多角的に(一方的な偏った見方ではなく)、しかも深く追究した歴史が乏しい「人間を知らない社会」ではないかということです。日本型の「自殺」にはこのことに関係がありそうに思っているのですね。
モーニングCROSS 2021.04.08(木) | |
見出し | 日本の若者の自殺率は主要先進国でトップ |
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本文 | 若者の間では今、心が病んでいる人が増加している。WHOの報告書によると、世界の若者の主要な死因の1つが「自殺」で、世界の自殺者の総数は年間約80万人、40秒に1人が自殺している状況だ。そのうち、若者の自殺が約3分の1を占めており、若い世代では自殺が2番目の死因になっている。 なかでも、日本は若い世代の死因1位が自殺で、これは先進国(G7)のなかでは日本のみ。自殺率16.3%という数値は他の国と比較しても高く、これは韓国と同じ水準だ。 ---------------------------------------- 以下は、参考文献であり、訳出不要です。 ◆若者をメンタル不調から守る3つのポイント 1つ目は、「子どもの頃から自己表現や自己主張ができ、長所を伸ばす教育」。今は以前と違い、内にこもる人が多いことからも「ハッキリとものが言えるよう長所を伸ばすべき」。 2つ目は、「多様性を重視する教育」。昔は「人と違うことをすると人様に迷惑がかかるから良くない」などと言われていましたが、今はそうではなく、「人と違うことは個性であり、独自のことをやるのは大事」。 そして、3つ目は「コロナ禍の外出自粛下、SNSだけでなく、リアルなコミュニケーションの機会を確保すること」。「SNSはリアルではない。やはりリアルなコミュニケーションを増やしていくことが大事」。 |
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