| 産経新聞より課題用に編集 | |
| 見出し | 内村鑑三「代表的日本人」 若い知識層に説いた「天」 |
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| 本文 | 5人の評伝が収められている。西郷隆盛、上杉鷹山(ようざん)、二宮尊徳、中江藤樹(とうじゅ)、日蓮。なぜこの5人を取り上げるのか、そしてどんな人物として描いているか-というところに、著者の内村鑑三が「日本」と「日本人」をどう見ていたかが表れる。 例えば、引用される西郷の言葉はこうだ。〈文明とは正義のひろく行われることである。豪壮な邸宅、衣服の華美、外観の壮麗ではない)〉 あるいは、極貧状態だった藩を立て直した鷹山が行った社会改革。その美点として特記されるのは〈家臣を有徳な人間に育てることに置いたところ〉。 「西洋からいろいろなものを取り入れていた時代に、日本の中にも良いものはある、こういう日本人であってほしいという願いが感じられる」 内村の研究者で岩波文庫版の翻訳者でもある鈴木範久さん(立教大名誉教授)は、そう評する。 |