時事通信 2023年8月11日 | |
見出し | トリチウム検査を迅速化 原発処理水 水産庁 |
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本文 | 水産庁は、従来の精密な手法に加え、早ければ翌日に結果が確認できる「迅速分析」を導入することになった。結果はホームページで公表し、英語でも発信する。処理水の海洋放出に伴う漁業者や消費者の不安を和らげ、風評を抑えるのが狙い。 福島県産の水産物を巡っては、県や県漁連がそれぞれ放射性セシウムの検査を実施しており、基準値(1キロ当たり100ベクレル)を超えた場合は、国が出荷制限を指示している。出荷制限は13年度に42魚種に上ったが、現在はクロソイ1魚種のみとなっている。 ------------------------ [参考資料] 以下のデータは、翻訳不要です。 処理水について: 処理水とは、東京電力福島第1原発事故で原子炉内に溶け落ちた核燃料(燃料デブリ)の冷却などにより発生した汚染水を浄化処理した水。多核種除去設備(ALPS)などで放射性物質の大半を取り除くが、水素の一種であるトリチウムは残り、原発敷地内のタンクで保管を続けている。 現在は1000基を超え、2024年前半に満杯となる見通し。廃炉作業に必要な施設用地の確保に向けてタンクを減らすため、政府は約1キロ先の沖合から海洋に放出する計画。処理水は海水で希釈し、トリチウム濃度を国基準の40分の1未満とする。 (jiji.com 2023年08月07日) |