日英翻訳コンテスト

2013年.2月.28日 共同通信
見出し

北京は6段階で最悪「深刻な汚染」 各地で有毒濃霧発生

本文 中国各都市で28日午前、有害物質を含んだ濃霧が発生した。北京市の大気汚染を調べる大部分の観測地点では、6段階の大気汚染指数で最悪の「深刻な汚染」を記録、当局は健康被害の恐れがあるとして外出を控えるよう住民に呼び掛けた。

北京市では午前9時(日本時間同10時)ごろ、スモッグで高層ビルの上部や数百メートル先の建物はかすんで見えず、車がライトを点灯して走行。マスクを着用した人が行き交っていた。

総評

出題者から皆様へ

毎回感じることですが、日英翻訳に応募される方は基本的に非常に英語の語学レベルが高い方が多いです。その中で頭一つ飛びぬけて「この訳はよい」と思わせるものは、やはりセンスなのではないだろうかという気がします。

では、どうやってそのセンスを磨くのか。というところですが、始めのうちはどんどん模倣して、良い表現だなと感じた訳は取り入れるということです。知っている文法、慣用句、接続詞ばかり用いていても、英文のライティングに幅は出ません。「なるほど、そういう表現があるのか!」と感じることがあったら、素直にその表現を取り入れてみるというのもセンスが磨かれる一つの方法なのではないでしょうか。

応募される方の中にもセンスが光る表現をされる方がおられます。そういう方の訳は、取り入れさせていただいております。ピカリと光る表現が出来、「あー、なるほど、そう訳せばこの意味が伝わるな!」と思われる様な翻訳を目指したいものですね。

多くの文献に触れ、良い表現をたくさん見つけて自分のものにしていってください。

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