日英翻訳コンテスト

毎日新聞 2012年10月08日
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<ノーベル賞>医学生理学賞に山中伸弥氏 iPS細胞作成

本文 スウェーデンのカロリンスカ研究所は8日、12年のノーベル医学生理学賞を京都大iPS細胞研究所長の山中伸弥教授(50)と英ケンブリッジ大のジョ ン・ガードン博士(79)に授与すると発表した。授賞理由は「成熟した細胞を、多能性を持つ状態に初期化できることの発見」。

拒絶反応の少ない再生医療や難病の仕組みの解明などにつながる革新的な功績が評価された。最初の成果が米科学誌に掲載されてから6年余りという異例のスピード受賞だ。

総評

出題者から皆様へ

問題の題材を日々の新聞などから無造作に抜粋しているために、語学力の低い方々には少々難しいところがあるかもしれません。しかし、私は自ら翻訳するときも、また生徒の指導に当たっているときも、いつも次のように考えています。

たとえことばの表現法に難しさや複雑さがあったとしても、所詮ことばは「何か」を伝える手段であるからその「何かを捕まえて」別の言語へ変換さえすれば、変換された言語表現に上手下手があっても最低限の目的は果たせるということです。その後の適切な言語変換への改良のための努力は勿論続きますが。

現在、日本においてこの変換法則の研究が不十分であるために、日本文化の後進性とも結びつく(不十分な情報処理能力や思考の停止など)ことを心なしか不安に思っています。


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