日英翻訳コンテスト

首相官邸 2022年5月11日
見出し

内閣総理大臣の岸田文雄です

本文 ロシアによるウクライナ侵略は、断じて許されません。無辜(むこ)の民間人の殺害など、重大な国際法違反を繰り返しています。我々は、この暴挙を決して許さないことを、G7など関係国とともに、制裁措置などを通じて、断固として示していきます。

すでに、多くの自治体・企業・団体・個人に、避難民の受入れや寄付など様々な形でご協力いただいています。世界の平和と秩序を守る正念場です。世界の人々と連帯し、日本も役割を果たしていく必要があります。

総評

出題者から皆様へ

日本はG7の一員ではありますが、はたしてウクライナ戦争に対してG7として同一歩調をとることができるのでしょうか。第二次世界大戦でドイツやイタリアとの間に三国同盟を締結していましたが、今日までこの二国と同調するような取り組みをしているとは言えないからです。

現在日本の総理大臣は、ご存知の通り、自由民主党の党首でもあります。自由民主党とは、1955年に日本社会党の台頭を危惧した自由党と日本民主党が合同して結成された保守政党ですが、およそ50年間にわたり政権を執ってきた自民党は、米国共和党政権との外交関係から始まり、日米関係を重視しています。

日本は全方位外交の方針ですので、ヨーロッパ諸国とも当然、さまざまな正式国交があります。残念ながら、米国と比べると、どうしても関係が浅いような印象を持っています。ひとつには、第二次世界大戦でことから、米国自体が日本を領地化し、結果として関係を深めていったということも影響しているとは思いますが、ますますグローバル化が進む現代では、更にヨーロッパ諸国とも連携していくことが求められていると思います。

今回のウクライナ戦争を機に、ヨーロッパ諸国からも支持される日本の総理大臣として、岸田首相には、ロシアという専制独裁体制に対してブレることなく毅然とした態度で臨まれることをを願っています。


今回の解説は、
第二段落前半についてです。

講評・解説・模範訳例ページを参照してください。


自習用課題

引き続き「英訳のヒント」として、講評ページに以下のような自習用課題を掲載します。
課題として取り上げている和文の内容は、わたしたちがすでに知識として把握していることですが、
改めて和文原稿を理解していってください。
みなさんのご感想を「お便りコーナー」から教えてください。
今後の参考にさせていただきます。
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尚、この課題についての訳例提示や添削はありませんので、ご了承ください。

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