英日翻訳コンテスト

The New York Times July 18, 2018
見出し

Europe and Asia Move to Bolster Global Systems That Trump Has Attacked

本文 From trade to regulation to security, America’s traditional allies are accelerating their efforts to buttress a global system that President Trump has seemed prepared to tear down.

After months of stunned indecision, they have undertaken a flurry of efforts intended to preserve the rules-based order the United States created after World War II and championed ever since.

The most obvious example came on Monday, the same day a stunned world watched Mr. Trump praise President Vladimir V. Putin of Russia as a competitor after having dismissed Europe as an economic “foe.” A few thousand miles away, in Beijing, the leaders of the European Union and China held a long-scheduled meeting of their own.

総評

出題者から皆様へ

英語の学習法について:

この講座のベテラン受講生の答案には少ない現象ですが、初心者の答案にはほとんど間違いなく現れる現象があります。

それは、英文の構造分析をほどほどにして、力づくで訳し切る姿勢です。
つまり、翻訳学習は英文の分析力の問題ではなく、日本語の表現法の問題であるかのような捉え方です。

これも仕方ないといえばその通りなのです。日本の語学教育において構造分析の進化が著しく立ち遅れている、もう少し詳しく言うと異文化に対する根本的な捉え間違えによる認識に基づいて英語の学習法が組み立てられ、その結果全く方向違いの方角に進んでいるということです。

これを元に戻す(reset初期化する)というか、変革するには日本文化の特徴(グローバルから見て異質性)を徹底して各自が自己分析しなければ不可能です。それほど厄介な問題なのです。

私は長年翻訳理論の研究に携わってきたので、特に大学院生から研究論文の指導を依頼されることが度々あります。その論文内容を見ても、どの大学の大学院といわず常に間違った方向で、しかも重箱の隅をつつくような傾向の研究をしているのです(学問分野のガラパゴス化、その意味で人気のあるまるで「漫画」の世界のようです)。

実際的に、いつまでたってもこのような変わらぬ現状に接すると、本当にどうしましょうという暗い気持ちになってしまいます。大学や大学院では一体何をしているのか?学者さんも学生諸君も・・・、というわけです。

このような閉鎖的な学習傾向に陥らないようにするためにこの講座があるので、大いに利用し、そして自国の文化の壁を打ち破る姿勢で言語を通して異文化への理解をさらに深めてもらいたいと思いますね。

以上。

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今回の解説は、第二段落の" ~ have undertaken a flurry of efforts intended to preserve the rules-based order ~"と、第三段落の"~, the same day a stunned world watched Mr. Trump praise ~"の構造と訳出法について。

解説ページを参照してください。

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