総評
出題者から皆様へ
今回の原稿を準備している段階で、「阿部元首相狙撃」のニュースが報道されました。様々なメディアが、「民主主義の崩壊」だとか、「民主主義への挑戦」など、
繰り返し強調していましたので、課題文にある「日本には民主主義が崩れるという危機感は薄い」という箇所は印象的ですね。
日本の民主主義が崩れる、という認識は、日本に民主主義が存在する、ということが前提となっています。「他人事（ひとごと）」の無責任な姿勢から生まれた経済などのさまざまな現状、特に日本の若者たちの置かれている現状に対して、その原因を徹底的に追究することができない日本には、果たして民主主義が存在していたのかという疑問が残ります。
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今回の解説は、次の構造と訳出法についてです。
「生まれながらにして民主主義の恩恵を受けてきた若者は、幸か不幸かその価値の偉大さに気付かず、日本が民主主義を失った姿を想像するのが難しいのかもしれない。」
講評・解説・模範訳例ページを参照してください。
講評ページに「英訳のヒント」の新しい自主学習用課題（太陽エネルギ）を掲載しました。
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