日英英語検定

MBSnews 2025年4月25日
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京都ノートルダム女子大学 26年度からの学生募集停止

本文 「京都ノートルダム女子大学は、「英語のノートルダム」として認知され、定評ある英語教育とカトリック精神を基盤とした国際教育、90年代初頭からIT環境を備え先進的に取り組んできた情報教育、さらに2度にわたるGPの採択により整備した女子のライフキャリア教育を特色とし、社会課題に向き合い支援的業務に取り組む卒業生や、企業や社会活動においてグローバルに活躍する卒業生などを輩出してまいりました。」

「しかしながら、急速な少子化による18歳人口の減少など社会情勢等が変貌するなか、2025(令和7)年度の入学生を最後に募集停止せざるを得ないという苦渋の決断に至りました。」

総評

出題者から皆様へ

京都ノートルダム女子大学は、「英語のノートルダム」として広く認知され、英語教育、カトリック精神に基づく国際教育、先進的な情報教育、そしてGP(Good Practice)採択による女子のライフキャリア教育を特色としてきました。これらの教育方針のもと、社会課題に向き合い支援的業務に携わる卒業生や、企業・社会活動でグローバルに活躍する卒業生を多数輩出してきたことは、大学の大きな功績です。

しかし、近年は急速な少子化の進行により、18歳人口の減少が続き、2021年度以降は入学者数が定員を大きく下回る状況が常態化していました。2024年度の新入生は定員330名に対し186名と大幅な減少となり、大学経営の継続が困難な状況に陥っていたことが報じられています。

こうした社会情勢の変化を受け、大学は2025年度(令和7年度)入学生を最後に学生募集を停止するという苦渋の決断に至りました。今後は在学生が卒業する2029年3月まで教育の質を維持し、学生生活や就職支援にも配慮する方針です[3]。また、大学院を含めた全学部が閉校となる見込みですが、系列の中学・高校・小学校は引き続き運営されます。

本件は、少子化が日本の私立大学経営に及ぼす深刻な影響を象徴する事例であり、長年にわたり地域と社会に貢献してきた大学が、人口動態の変化により存続困難となる現実を浮き彫りにしています。同時に、在学生や卒業生への丁寧な対応や、教育の質を最後まで維持するという姿勢も評価されます。
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