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共同通信 2026年3/24(火)
見出し

26年度暫定予算11日分編成へ 地方交付金、高校無償化を計上

本文 片山さつき財務相は、24日の閣議後記者会見で、2026年度当初予算案が月内に成立しない場合を念頭に「不測の事態に備え、暫定予算の編成作業を進めたい」と表明した。

暫定予算案の編成は、15年以来、11年ぶりとなる。国民生活の混乱を避けるため、4月から拡充される高校授業料の無償化や地方交付税交付金などを計上する見通しだ。

当初予算案は、3月13日に衆院を通過しており、4月11日までに参院が議決しなければ衆院の議決が優先されて自然成立する。

総評

出題者から皆様へ

今回の課題は、片山さつき財務相による「暫定予算」編成の表明ですが、2026年(令和8年)初頭の政局を受けた極めて異例かつ、国民生活の継続性を最優先した危機管理措置であると理解できます。

この記事の背景と意義について、以下の3つの視点でみてみます。

1. 11年ぶりという事態の深刻さ
暫定予算の編成は2015年度以来、11年ぶりとなります。通常、予算は3月末までに成立させるのが政府の最大の使命ですが、今回は1月の衆議院解散・2月の総選挙という強行日程により、物理的に審議時間が不足しました。

構造的要因: 予算案の国会提出が2月20日と例年より約1ヶ月遅れたため、参議院での十分な審議が年度内に間に合わない事態となりました。

憲法の優越規定: 3月13日に衆議院を通過しているため、憲法の規定により4月11日には「自然成立」しますが、それまでの11日間の「空白」を埋めるための苦肉の策といえます。

2. 「国民生活の防衛」を強調した内容
今回の暫定予算で注目すべきは、単なる事務経費の維持にとどまらず、**「新規・拡充施策」**まで踏み込んで計上する方針です。

高校授業料の無償化: 4月から制度が変わるため、暫定予算に入れなければ4月分の給付に支障が出る恐れがありました。

地方交付税交付金: 自治体の運営資金となるこの予算を計上することで、地方自治体の資金繰り悪化という連鎖を防いでいます。

目的: 政治の都合による「行政の空白」が、教育や福祉といった国民の権利に直接影響を与えないよう配慮されています。

3. 政局と今後の課題
この措置は、高市政権が掲げる「積極財政」の継続をアピールする場でもありますが、同時に政権運営の「綱渡り」状態を露呈しています。

参院の壁: 参院での審議が長引くことを見越した防衛策であり、今後の本予算成立後も、円安対策や補正予算編成など、厳しい財政運営が続くことが予想されます。

財政運営の構造問題: 選挙による審議中断が「暫定予算」というイレギュラーを生んだことに対し、今後の予算編成プロセスのあり方について議論を呼ぶ可能性があります。

まとめ
この課題記事は、政治の停滞を「暫定予算」という法的手段でカバーし、実生活へのダメージを最小限に抑えようとする財務当局の姿勢を伝えています。特に「11日間」という極めて短い期間のための編成は、法秩序の維持と国民感情への配慮の表れといえるでしょう。

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