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グラフ化・さぐる ジャーナブロガー 検証・解説者/FP 2025年11/27(木)
見出し

新聞への信頼感の上下とその理由(2025年度版) 

本文 新聞通信調査会が2025年10月に発表した「メディアに関する世論調査」によれば、NHKテレビや新聞、民放テレビなど主要メディアの信頼度はおおよそ下落傾向にある。

直近2025年度では新聞の信頼感が増した人は4.1%、下落した人は9.9%との結果が出た。回答者に、なぜそのような選択をしたのかを聞いた結果が次のグラフで、信頼が損なわれたと感じる人のトップの意見は「特定勢力に偏った報道」で49.8%だった。

新聞各社がこの現状を認識して行動を律することができなければ、「信頼感は下落した」との回答値は、来年度以降も高い値を維持したままとなる。

総評

出題者から皆様へ

この課題での指摘のように、新聞はなおNHKに次ぐ高い信頼得点を持ちながらも、その「資産」を食いつぶすかたちで辛うじて地位を維持しているという分析は妥当で、危うさを端的に表現しています。特に、数字として「信頼が低下した」と答える人の比率が一定以上で張り付いたまま推移しているにもかかわらず、報道姿勢が大きく変わった印象を与えられていない点は、読者との対話の不足や説明責任の不徹底を示しているように思えます。
一方で、信頼が高くなった理由としては「情報が正確」「根拠に基づく情報」「公正・中立な立場」といった項目も挙がっており、いまだに新聞に期待を寄せている層が存在することも事実です。だからこそ、「特定勢力への偏り」や「政府・財界への迎合」と読者に受け止められるような報道をどこまで自覚的に避け、編集プロセスや取材の透明性を高められるかが、今後の信頼回復の分かれ目になると感じられます。

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