日英英語検定

毎日新聞 2025年8月24日(日)
見出し

不登校生動画甲子園、伝えたかった「逃げていい」

本文 400本超の応募作品があり、最優秀作品賞にはいじめを受けて不登校になり、絵を描くことを通じて自信をつかんだ新潟県の中学3年、「ひな」さん(15)の動画が選ばれた。

最終選考に進んだ応募者たちは、動画に込めた思いを「周りと違うことは恥じることじゃない」「不登校になって見つけたものはまだありません。でも、生きる理由を見つけたい」などとスピーチした。

「ひな」さんは、受賞後に「逃げていいんだ、というメッセージを伝えたい。逃げることにはマイナスイメージがあるかもしれないが、人生の一部だし、やがて楽になる」と話した。

総評

出題者から皆様へ

今回の課題では、日本全国から400本を超える応募作品の中で、いじめを受け不登校となった新潟県の中学3年生の15歳「ひな」さんの動画が最優秀作品賞に選ばれたことを伝えています。ひなさんが絵を描くことで自信を取り戻し、その経験や思いを動画に込めたという内容は多くの視聴者に共感され、励ましのメッセージともなっています。

応募者たちが「周りと違うことは恥ずかしいことではない」「生きる理由を見つけたい」という率直な思いをスピーチで語ったことは、不登校やいじめに苦しむ若者の内面を社会に伝える重要な役割を果たしています。

また、「逃げていいんだ」というひなさんのメッセージは、不登校やいじめを経験する子どもたちに「逃げること=否定的なこと」だけではなく、人生の一部であり、やがて状況は良くなるという希望を与える点で意義深いと言えます。

社会的には、不登校の子どもたちを取り巻く理解や支援がまだ十分とは言えず、当事者の声を広く伝えるこうした取り組みは非常に重要です。動画という表現手段が、孤立しがちな若者に自分の思いを発信し共感を得る場となっている点や、不登校やいじめ問題の現状をリアルに描き、若者の声に耳を傾ける機会を社会に提供している点が高く評価されるといえるでしょう。

---------------------------------------------
新講座のご案内


□「音声解説付き」講座のリニューアル


⇒ http://tinyurl.com/u25mhykt


聴講生の方々の高評価が力になり、大いに感謝しています。
なお、第35話から公開している「音声解説」(無料)について今後「第52話
(12月30日公開)」から過去データの管理を順次アーカイブ形式に移しますのでご了承ください。


詳細は、下記学園本部へメールでお尋ねください。
--------------------------------------------
(有)斉木学園本部
〒754-0603 山口県美祢市秋芳町別府3684番地
Tel. 0837-64-0222
E-mail:info@saikigakuen.com
++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++

Copyright(C) Saikigakuen Co., Ltd.