総評
出題者から皆様へ
日本語表現の柔軟性と非科学性:
一つの英文の翻訳の仕方が、一つではなく二つないしは複数あり、そのいずれもがある意味で正しい翻訳だということは、どうも信じがたい問題です。しかし、日本の翻訳業界ではそれがまかり通ってきた歴史があるのです。
結局のところ、翻訳の仕方が複数あっても出来上がった訳文の内容が一致すればいいのですが、実際にはそうではありません。
この現象は、英語と日本語間の相互翻訳の中で生じるのですが、その大元の原因は本動詞の配置にあるのです。英語では文頭の主部に配置され、日本語では文末に配置されるからです。
本動詞の重要な働きは、その持つ①構造的機能であり、そして②主語や筆者の意思を表す文意の核心的な部分です。
これが配置の違いによって文意のイメージが大きく異なってくるのです。
そこで、誤訳を最小限に抑えるためにはどうすればいいのか?ということになります。
それを簡単に言うと、日英翻訳の場合には「日本語の文意を翻訳作業前に明確に確定する」ことが必要になります。そして、英日翻訳の場合は、「英文の文意を明確に確定するために科学的分析法によって行う」ことです。英文を単語や語句、また構文などの固定の意味を当てはめるような非科学的な方法をとってはなりません。
「英文構造の分析のない翻訳」は、科学性がない(根拠のない翻訳)という点で無価値・有害だということですね。日本の語学教育における覚える教育法の改善が望まれます。
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□「音声解説付き」講座のリニューアル
聴講生の方々の高評価が力になり、大いに感謝しています。
なお、第35話から公開している「音声解説」(無料)について今後「第52話(12月30
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