総評
出題者から皆様へ
前回の応募総数は78通でした。以下、応募者の多かった地域名を公表します。奈良県27名様、東京都15名様、神奈川県・兵庫県各4名様、大阪府3名様、そしてアメリカ・オーストラリア各1名様でした。
あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、新年に当たって思うことの一つとしては誠にいきなりなりで恐縮です。振り返ると、いつも同じことを言っているように思うのですが、英語を大学受験にせよ高校受験にせよ、とにかく日本国内の受験勉強の一つの対象科目として学習すると、必ずといっていいほどその「学習法も到達度の判定も」Japanesestandard化 してしまい、そして英語という異文化の言語の本当の理解が歪み、果ては地球人の一人として生きて行く、つまり英語がglobal standard からはほど遠い実に無益な存在になってしまうという現象です。この空しい気持ちはあきれるほど21世紀に引き継がれているのです。いったい何のための英語学習なのかと疑問を抱かずにはいられないのです。同時に、果たして私がどれほどの貢献をしているのかと、年頭早々に自らにも疑問を抱くこの頃です。というところから今年は始めましょう。
さて、前回のヘッドラインを少し解説しておきましょう。何人かの方が「お便りコーナー」の中で前回のヘッドラインの構文分析に自信をなくしていましたが、そう思わなかった人も実は訳したけれども自身はないという人がほとんどではなかったのかと思います。このヘッドラインの構文分析には、次の2語 、つまり”no”と、それに”says”に関わることだったのです。この2語を見て、容易に構文分析が可能となるのです。
それでは次回まで。