総評
出題者から皆様へ
前回の応募総数は80通でした。以下、応募者の多かった地域名を公表します。奈良県31名様、東京都12名様、兵庫県5名様、北海道・神奈川県・愛知県・滋賀県・京都府3名様、そしてアメリカ1名様でした。
20世紀までのように、村や町や都市や、そして国までもが独立というよりもむしろ孤立していた時代とはうって変わり、21世紀の「情報化社会」は私たちの暮らしも、そしてむろん考え方も大きく変えてきています。情報の支配や管理という問題もあるのですが、ともあれ私たちは情報抜きの生活をこれから先続けていくことはできません。その情報を得る重要な手段となるのが言うまでもなく世界言語である英語です。この英語を如何に正しく、そして日本語のように自由に操れるか、これが求められているわけで、現在行われている英語教育のあり方を今一度考え直してみる必要があると思います。
さて、前回のヘッドラインを少し解説しておきましょう。最優秀作品がなかったということは、単語の意味がわからなかったというだけの問題ではありません。ヘッドラインの英文分析に問題があったのです。さらに、記号の問題もあるのですが、「一つの単語を訳すときには、なぜここでこの単語を使用しているのか、筆者の意図は何か」ということも考えないと、短い文章ですから文意の特定はできません。
それでは次回まで。