総評
出題者から皆様へ
前回の応募総数は86通でした。以下、応募者の多かった地域名を公表します。奈良県38名様、東京都13名様、千葉県・大阪府4名様、神奈川県・愛知県・和歌山県3名様、そして海外からはアメリカ1名様でした。
前々回も沢山の方々から応募をいただきましたが、前回も変わらず上記のように結構多くの作品を受け取りました。ありがとうございます。そこで、改めて「翻訳コンテスト」全体のアクセスを調べ直しましたところ、2008年4月からアクセス数の伸びが大きく現れて、しかもその内の約三分の二に当たる方々が、この企画の「リピーター」だったのです。本当に、この企画を支え、そして評価していただき、感謝に堪えません。今後共に、熱いサポートをお願い致します。
さて、前回のヘッドラインを少し解説しておきましょう。応募作品の多くが力作だったといっても良いぐらいに、深く考え分析し、そして言葉を選んでいるのが分かりました。ですから、きっとこの講評や成績評価・最優秀作品には大きな関心を持たれたことでしょう。しかし、ここでは「ヘッドラインの和訳」に関して、一つのポイントを示したいと思います。つまり、ヘッドラインは、「新聞、雑誌などの見出し文」のことですから、それにふさわしい「表現形式や表現内容」でなければならないことは当然なことです。しかしどうでしょう、その形式が「見出し句調」ではなく「文章句調や訳語特有の表現の仕方」になっていたり、またその内容が「英文の伝達範囲を超えたり、範囲に至らなかったり、内容を歪めたり」といった現象が生じているのです。
それでは、次回まで。