総評
出題者から皆様へ
前回の応募総数は、54通でした。そのうちEメールが46通、はがきが3通、ファックスが5通でした。「納豆」の話題を出題したので、応募総数が急に多くなったのではないでしょうか。できるだけ最新のトピックスを取り上げて、英語の翻訳学習をしていただくと同時に、その取り上げたトピックスそのものについても考えてもらおうと思って出題しています。前回の納豆の話題は、偽情報に踊らされやすいテレビ視聴者に責任があるというよりも、むしろ報道の自由を好いことに、真実の報道をする自らの責任を忘れたメディア側の問題です。さて、少し解説しておきましょう。応募作品を分類しますと、関西テレビを主語にするもの、と目的語にするもの、それに総務省を主語にするもの、に分かれました。分かれましたが、ヘッドラインでは関西テレビが主語になっているので、訳しづらいことにはなっても、やはり「関西テレビ」を主語としなければなりませんね。次に、pressed ですが、この単語は動詞ではなく、動詞の過去分詞形であって、品詞で言うと動詞ではなく「形容詞」です。それを前提として日本語に訳出すると、「関西テレビは、納豆の偽情報に関する詳細を強く求められる」、となります。
それでは次回にお目にかかりましょう。