英日翻訳コンテスト

The Japan Times July 27.2006
見出し

A-bomb tales as relevant now as ever, student says

本文 Taking part in a public reading of a play about survivors of the 1945 atomic bombings of Hiroshima and Nagasaki has convinced American exchange student Brian Berry he must promote nuclear disarmament in his home country.

総評

出題者から皆様へ

 前回の応募総数は、32通Eメール25通、はがき3通、ファックス4通でした。おそらく、こんな状況になるのではないかと思っていたのが当たったのは、ちょっと寂しい気がします。ですが、前向きに考えてみると、応募作品には沢山の見るべきものがありました。特に、最優秀者の作品は、翻訳の核心をついた秀作といえます。それが、理論にもとづいたものであれば、申し分ありません。さて、前回の解説を少ししておきましょう。直接話法の形式を取っているために、訳すときは、当然その点での考慮が必要です。「〜」と、学生は語る。といった訳し方になりますし、この直接話法は会員ページ(翻訳のポイント)でも語りますが、基本的には"ever,〜"のカンマと、”student says”というclauseの組み合わせによります。とにかく、英単語をいくら沢山覚えても、英訳はできません。英文は、沢山の単語からできていますが、その単語が意思伝達という本来の働きをするには、その「組み合わせ方」によるのです。

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