日英翻訳コンテスト

毎日新聞 2013年10月31日
見出し

特定秘密保護法案:「反自由主義的」 米紙が社説で批判

本文 米紙ニューヨーク・タイムズ傘下の国際英字紙「インターナショナル・ニューヨーク・タイムズ」は29日付(電子版)の社説で、安倍政権が今国会での成立を目指す特定秘密保護法案について「国民の知る権利をむしばむ秘密保護法」などと批判した。

同法案が定める「特定秘密」の指定について運用指針がないことを問題視し、「定義づけがあいまいなことで、政府が都合の悪い情報をいくらでも特定秘密に指定できる」と恣意(しい)的な運用への懸念を示した。

総評

出題者から皆様へ

新しく採点チームに加わりました、小笠原と申します。
どうぞよろしくお願いいたします。

連日ニュースで話題にされてきた問題、いかかでしたでしょうか。
皆様の熱意のこもった訳をとても興味深く拝見させていただき、翻訳は答えが1つではない、ということを改めて思い知らされ、私自身も勉強になりました。

さて、皆様のご解答でほぼ共通して気になったのは冠詞の抜けです。
冠詞とは日本語にはない概念ですから、難しく感じるのも仕方がないですよね。
逆に英語では、姉・妹、伯父・叔父などといちいち区別しないので、sister、uncle の日本語訳に苦労するわけです。

日ごろから英文を多く読んで感覚を磨く、というのはよく言われ、確かにそうなのですが、不安になったら私はまずgoogleで検索してみます。
その語が文の中でどのように使われているのか、限りない例題が無料で見られるのですから! 
ただ、英語を母国語としないサイトもあるので要注意です。そのヘンを疑って見極める目を養うのも、いい勉強になるのではないでしょうか。

それでは、またの挑戦をお待ちしております!

Copyright(C) Saikigakuen Co., Ltd.