日英翻訳コンテスト

毎日新聞 2013年10月10日
見出し

汚染水、6人被ばく ミス続発、士気の維持課題 人員の量・質、確保カギ

本文 作業ミスが相次ぐ東京電力福島第1原発で9日、また新たな汚染水漏れが発生した。30~40年に及ぶ廃炉作業を完遂するためには作業員の量と質の両面を確保することがカギになる。

一方、東電は柏崎刈羽原発6、7号機(新潟県)の再稼働を申請しているが、廃炉と再稼働という相反する作業を同時に進められるのかが問われそうだ。

総評

出題者から皆様へ

今回は前回と比べると、深刻な時事問題からの出題でした。
エンターテイメントとは異なる訳し方になるのではないでしょうか。

訳し方も様々で、これが必ずの正解というものはないのが翻訳ですが、その中でもやはりネイティブにとって読みやすい訳というのがあります。直訳するということではなく、原文と同じ意味になるように表現して英語にリライトするということです。

今回応募された方の訳ではそのリライトが非常にうまい方もいて、なるほど、その文法を使うといいな。と、添削するほうもいい表現だなあと感心する訳をされている方もいました。

やはり、どれだけ普段英文に触れて、英文を読んでいるかというのも訳文に反映されると思います。ネイティブが書く文章を読んで、いい表現はできるだけ吸収するようにすると更なる上達が見込めるのではないでしょうか。

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