総評
出題者から皆様へ
前回の応募総数は46通でした。そのうちEメールが37通、はがきが5通、ファックスが4通でした。
前回は、スポーツの問題をテーマに出題しました。スポーツは,科学と人体の働きに関わっているので、純粋な意味でその記録には深い興味があります。もっとも、私の青春時代のスポーツは、根性を測る道具でもあったのですが。とにかく、送られてきた作品の多くは、出来不出来を超えた、とにかく成長したいという熱意に満ちあふれたものばかりでした。本当に、翻訳者冥利につきますね。ここで改めて言いたいことは、やはり英語の正しい学習の必要ではないでしょうか。とにかく、日本の学校での英語は、正しくは英語教育ではなくて、国語教育の一環ですから、根本から見直す必要があると思います。
さて、前回のヘッドラインを少し解説しておきましょう。これは、相当難しい問題なのですが、このヘッドラインの重要な動詞は、”survive”なのか、それとも”set”なのかという問題なのです。言うまでもなく、それは前者ではないかと思われるかも知れませんが、一概にそうであるとも言えず、その点については実は日本語と印欧語との根本に関わる問題の一つでもあるのです。
それでは、次回まで。