総評
出題者から皆様へ
あけましておめでとうございます。今年もどうぞよろしくお願い致します。
昨日、NHKのテレビで、”赤毛のアン” の翻訳をとおして、私たち日本人のライフスタイルを今一度見つめ直すという内容の番組が放映されましたが、この番組が、私には改めて言葉の大切さを知る機会ともなりました。
私たちの社会は、ある意味では広く、ある意味では狭い社会です。その広いようで狭い社会で暮らす私たちを解き放ってくれるものが、他ならぬ言葉の力です。国際共通語である英語を学ぶことは、この点で、幾重にも私たちに大きな恵みを与えてくれます。その恵みの一つに、なんと、我々を育ててくれる日本文化と日本語の大切さを教えるのですから。
前回の応募総数は、40通でした。そのうちEメールが35通、はがきが3通、ファックスが2通でした。
さて、少し解説しておきましょう。応募者の多くの方は、この結構ややこしい英文の構造を、私には意外に思えるほど正確に分析できているように思えました。つまり、重要語句としての、Moriya,implicate,defense chiefs,wined and dinedという四つの語句であり、その四つの語句の相互の関係です。最後の語句であるwined anddinedは、修飾語として働いているために、日本語への訳出を決定する働きをもってはいません。
それでは次回にお目にかかりましよう。