総評
出題者から皆様へ
前回の応募総数は、41通でした。そのうちEメールが33通、はがきが4通、ファックスが4通でした。いつも熱のこもった翻訳作品を送って頂きまして、有り難く思っております。アメリカ在住の方からの応募は、確かこれまで1〜2度しかなかったもので、驚きもしましたが嬉しいい出来事です。このコンテストが、もっともっと”異文化コミュニケーション”に役立つように、これからも一層努力しなければと思います。
さて、少し解説しておきましょう。応募作品の多くに、「破産法、更生法」 などと言った訳がありましたが、ヘッドラインの中にはこのような具体的な法律は書かれていません。日本語への翻訳に際して、”書かれている英単語だけを考慮するべきである”とは決して思いませんが、むしろ考慮しなければならないことは、英文はその合理性を”節,語句の省略”によって表現していると言うことです。従って、英文に書かれていない英単語を”英文の法則”に基づいて想定し、それを日本語へ翻訳すると言う方が、かえって重要なことなのです。少しばかり専門的になりましたが。
それでは次回にお目にかかりましよう。