総評
出題者から皆様へ
前回の応募総数は、50通でした。そのうちEメールが44通、はがきが4通、ファックスが2通でした。シンプルなヘッドラインだったので、似たような応募作品が新聞社からどさっと送られてきました。「新聞の見出し文に使えそうな翻訳文はどの作品か」という観点で採点を致しましたので、微妙な差による判定となりました。さて、少し解説しておきましょう。suffer defeat を「敗北を喫する」のように文語的に訳すことは好まれません。この語句の表現において動詞の方が目的語よりも重要な扱いとなっている訳ではありませんから。従って、ここでのより適切な訳出は何であるのかについては、最優秀者の作品を参考にして考えてみて下さい。また、日本語への訳出において、先に述べた「動詞の方が目的語よりも重要な扱いとなっている訳ではありません。」という意味は、英文の分析法において何を意味しているのか?
それでは次回にお目にかかりましよう。