総評
出題者から皆様へ
前回の応募総数は、45通でした。そのうち、Eメールが35通、はがき7通、ファックスが3通でした。前々回に比べて応募者数が少し増えたことを報告しておきます。また、お便りを送っていただいた皆様に感謝いたします。前回の応募作品は、次点者と優秀者の多さから見て分かるように優秀な作品が多く、この度は採点に少々苦労しました。ヘッドラインは、新聞や雑誌類の見出し文ですから、普通の英文とは異なって、伝言の内容がコンパクトに凝縮されているところにその特徴があり、それ故に日本語への訳出が難しくなる訳です。ヘッドラインが読めるようになると、「英文が読める証である」、とか「本文の7割を読んだことになる」、とかいわれる所以です。さて、前回の解説を少ししておきましょう。前回のヘッドラインの主題は、「安倍首相が、北京で胡主席とトップ会談を行う予定である。」と言うことですが、それ以外に幾つかの語句が加わって内容豊富な書き方になっています。それをいかに見事にまとめるか、が一つのポイントでした。各新聞社には、編集部の中にヘッドラインを専門に制作する部門がありますが、皆さんもこれから新聞を読むときは、その目で読むと大変よい学習になると思います。
それでは、次回までさようなら。