英日翻訳コンテスト

The New York Times May 27, 2013
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Japanese Politician Reframes Comments on Sex Slavery

本文 Seeking to quell an uproar over his recent comments suggesting that sexual slavery was a necessary evil in Japan’s imperial past, a populist party leader said Monday that he had not meant to justify wartime brothels or deny the women’s suffering at the hands of Japanese soldiers.

But the politician, Toru Hashimoto, who is a co-leader of the opposition Japan Restoration Association and the mayor of Osaka, Japan’s third-largest city, also argued that Japan was being unfairly singled out for its use of so-called comfort women, and that other nations needed to examine the mistreatment of women by their own militaries before pointing the finger at Tokyo.

総評

出題者から皆様へ

私の翻訳理論の中心をなす「でんしゃ理論(構造論と機能論)」について少しお話ししましょう。

読者の方々はなぜ「電車」なのだろうか?と思われるかもしれませんが、この「電車」に行きつくまでには非常に長い年月がかかっているのです。「箱型」や「恐竜型」など英文の形を求めて悪戦苦闘を繰り返し、ようやくにしてたどり着いたのがこの「電車」だったのです。

つまり、英文の形(構造の外枠)は「電車」であって、そしてそれが「二両編成」「三両編成」という複数の車両で繋がれているのです。

そして、その車両の中に乗客が乗っているのです。その乗客は1組の家族、あるいは数組の家族といった単位で乗っているのです。

基本的に、一つの車両に「1組の家族」が乗っていて、その家族の中心的存在、言い換えると「家族の核」となっているのがお母さん、文法的に言うと「動詞」なのです。

従って、二両編成の電車であれば2組の家族が乗っていて、それぞれの家族にお母さん(動詞)がいるということになります。そして、お母さん以外にその家族を構成している「お父さん」「長男」「長女」といった具合にそれぞれが英文の構成要素、文法的に言うと「文要素」となっているのです。

この度は構造論の触りを取り上げました。また、次の機会に続きをお話ししましょう。

それでは、また。

以上

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