京都新聞 2/10(金)

京都府教育委員会は9日、京都市を除く中学校の英語科教員で、本年度に英語能力試験TOEICを受験した74人のうち、府教委が目標として課した英検準1級に相当する730点以上を獲得したのは16人で、約2割にとどまることを明らかにした。最低点は280点で、500点未満も14人いたという。府教委は「英語科教員の資質が問われかねない厳しい状況だ」としている。

国は、次期学習指導要領で、中学校の英語科の授業は基本的に英語で行うことを盛り込む方向で、2017年度内に中学校教員で英検準1級以上50%という目標を掲げている。

そのため府教委は、本年度から英検準1級以上を取得していない英語科教員に、英語のコミュニケーション能力を測るTOEICの受験を促し、受験料を負担する事業を約750万円かけて始めた。

対象となる50歳未満の教員は約150人で、本年度は74人が受験した。まず昨年6月に試験実施したところ、4人しか達成できなかった。その後、8月と10月に集中セミナーを3日間実施。その後1月までに追加で8人が合格した。ただ受験者の平均点は、1回目が578点、2回目が588点で、セミナーや自習を経ても10点しか上がっていない。

今回達成しなかった教員は、来年度に再受験させるとともに、個別の課題に応じた自習を促し、支援も行うという。学校教育課は「採用試験に受かっているのだから、英語力はあるはずだが、教師生活の中でさびついているのではないか。中学校教員は、多忙化が課題だが、学校にも理解を求め、勉強する体制を整える」としている。

一方、中学教員全体での英検準1級相当の達成率は昨年度の25・8%から34・5%に増えた。

——————– 私 見———————–

一言で言えば、泥棒を捕まえてから縄をなうような「泥縄式の対策」で解決できるような生易しいものではありません、英語対策は。

聞くところによると、2020年には国が運営する大学入試センター試験を廃止し、さらに英語は基本的には民間運営の試験結果を採用するというものです。

もしそうであれば、文部科学省が指導する今のそしてこれまでの英語教育とは何なのか?ということになるでしょう。現実問題にしても、今の高校の英語教育は一体どうなるのか?という疑問です。

無意味なものであるから大学入試の判定基準から除外するというのであれば、今現実に行われている中学や高校の英語教育は「無意味なもの」のはずです。

無意味な教育を受けて社会人になった人が作る社会がどのような社会なのかは、言わずもがなということです。もしそうでないのであれば、そもそも教育の存在価値はありません。

今後永遠に取り上げることになると思いますが、「人間教育」というものは、教育改革を文部科学省の役人が考えるような「泥縄式の改革」で済ますことができるほど軽々しいものではありません。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

Copyright(C) Saikigakuen Co., Ltd.