J-CASTニュース 5月20日

「こんなクズ、産むんじゃなかった」 読売「人生案内」母親と「痛快回答」に話題沸騰

読売『人生案内』の内容がネット大注目

「こんなクズ、産むんじゃなかった」――。シングルマザーの女性が読売新聞に寄せた「子育て相談」の内容と、それに対する回答者の「痛快アンサー」が、ネット上で大きな話題を集めている。

スマホのゲームばかりしている中学3年生の息子について、「私の人生から抹消したい」などと率直な思いをぶちまける相談者。そんな母親に対し、子育てや家族の問題について研究する専門家が送った言葉とは…。

「息子を私の人生から抹消したいとさえ考えます」

「中3息子がゲームばかり」との見出しがとられた相談投書は、2016年5月19日付の読売新聞(東京本社版)朝刊『人生案内』欄に掲載された。

相談者は、シングルマザーだという山口県在住の40代女性。大学受験に向けて熱心に勉強に励む高校3年生の娘に比べて、中学3年生の息子が「どうしようもなくて、嫌になります」と悩みを切り出した。

 

息子が「部活をやめさせられて以来、スマホのゲームばかりしている」ことに頭を抱えているという相談者。同居中の両親からも「息子のことで小言」をぶつけられるとして、「私は怒りを10倍にして息子にぶつけ、ケンカになる。いつも、この繰り返しです」との現状を打ち明ける。

さらには、「息子を私の人生から抹消したいとさえ考えます」と驚きの告白。本人にも直接「こんなクズ、産むんじゃなかった」との言葉をぶつけているとも続けた。

相談者は、投書の終わりでは「こんな日々がいつまで続くのかと思うと…」と嘆き節。「(息子を)更生させるべきなのかと悩みます」との相談を持ちかけた。

———————————————-

「率直にあやまってください」

「即刻あなたの心と態度を改めるべきです」――。息子への不満をつづった今回の相談者を、こうバッサリと切り捨てたのは、回答者をつとめた恵泉女学園大学の大日向雅美学長だ。発達心理学者として子育てや家族の問題について研究を続けているほか、NHK・Eテレの情報番組『すくすく子育て』のコメンテーターとしても知られる。

大日向さんはまず、相談者の息子への姿勢について「尋常ではありません」と指摘。続けて、「あなたはすでに息子さんを精神的に抹消しているのと同然です」「息子さんへの接し方について率直にあやまってください」などと厳しく批判した。

さらには、「優等生のお姉さんが輝いていて、自分をめぐって祖父母の小言が飛び交い、母親からは存在を全否定されている」と息子をめぐる家庭の問題を列挙。「唯一の逃げ場がスマホのゲームになっているのでは」と分析し、「よく息子さんは耐えていると思います」とも続けた。

こうした人生相談の内容は、あるツイッターユーザーが紹介したことをきっかけに、3万回以上リツイートされるなど、大きな注目を集めることになった。ネット上に寄せられた投稿を見ると、

「最近の親って普通に自分の子供にこんな事言うのか?正気の沙汰じゃない」「息子がかわいそうだ。想像したら胸が詰まる」などと相談者に批判的な意見が相次いでいるほか、大日向さんの回答について「100点満点の回答」「これくらい痛快な回答は久々」と称賛する声も数多く出ている。

ただその一方で、「親も人間よ。限界もある」「女手ひとつで育てている苦労を考えるとなあ」などと母親に同情的な意見もゼロではなかった。

 

————  私  見  ———–

大日向さんの回答を読んで思うことは、それで問題は解決するのでしょうか?ということです。

話の大筋はある程度同意できるのですが、その回答を読んで投稿主である母親は納得するでしょうか?子供に謝罪するでしょうか?納得しなければ謝罪しても口先だけで、その結果子供の壊れた心を治癒することはできません。むしろ、両者の間に不信感が醸成され、それが今後何かの機会に爆発することは想像するに難くありません。

・・・我が家でも私が子供のころ(約55年前)、母親と私の弟や妹との間にそのような緊張関係があったのを思い出しますが、今になって振り返ってみるとそれは弟や妹が母親の思い通りの生き方をしてくれないことから起きた現象のように思います。・・・

話を戻しますと、結局、母親は自分の思い通りに振る舞う高3の姉のほうに気持ちが動き、挙句弟には目もくれず姉の振る舞いに一喜一憂することになります。しかし、ここで一言言っておきたいことは、その姉がその後受験にせよ就職にせよ男女関係にせよ人生の中で母親の思いに反して必ず失敗するのです。これは100%の確率で生じる現象です。

人の世は母親の考えるようにうまくはできていないしそんなに単純なものでもありません。そんな時、これまでさんざん馬鹿にし、無視し続けてきた中3の息子が難しい人生に活路を見出すのです。しかし、大きく傷ついた息子の心を取り戻すことはもはや鬼のような母親にはできません。・・・

私は、こんなシナリオを現在の日本のごく一般的な家庭の中で普通に描くことができます。というのは、日々当学園(斉木学園)に通ってくる高校生や浪人生、そして大学生や若い社会人の男女の全身を見れば、必ず親や学校や会社や友人たちから傷つけられたそのような被害者の痕跡を発見することができるからです。

要するに、日本社会はある意味で一人の人間の人格的価値(尊厳)を根本的に知らない社会であると私は確信しているのです。

斉木学園

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

Copyright(C) Saikigakuen Co., Ltd.